声による演技でさまざまなことを表現する「声優」という職業は、近年大変な人気を博しています。声優になるために日夜努力を重ね、オーディションを受けて合格を目指す人は全国に大勢います。
そんな人気のある声優だからこそ、プロとして働くためには本格的なレッスンを受けてスキルを高め、他の人にはない独自の魅力を磨いていく必要があります。一般的には独学で声優になることは難しいため、専門学校や養成所に入って学習することが基本となるでしょう。専門学校や養成所に入る際には、学費が必要になります。そのため前もってどのくらいの費用が必要になるのか確認し、納入に備えておくことが重要です。
そこで本記事では、声優になるために必要な費用について解説します。
声優になるために必要な費用とは?
声優になるためには、基本的に専門学校や養成所に入所して専門のレッスンを受ける必要があります。プロの指導を受けなくても天性の才能で声優として実力を身につけられる人もいますが、そんなパターンは例外中の例外です。少しでも声優になる可能性を高めたいのなら、専門学校や養成所に入所して一から能力を磨いていくことが求められるでしょう。
そのため声優になるためには、専門学校や養成所にかかる学費をはじめとした、さまざまな費用がかかります。声優になるためにかかる費用としては、例えば以下のようなものがあります。
・専門学校や養成所の学費
・声優になるまでの日々をまかなう生活費
・ボイスサンプルを作成するための施設利用費
・オーディションに応募するための諸経費
など
上記のような項目が、声優になるための一般的な費用になります。
専門学校や養成所にかかる学費には内訳があり、それぞれの施設ごとに各種費用が決められています。基本的に学費は、「入学金(入所金)」「授業料」「施設利用費」「教材費」「その他諸経費」などに分類されます。各費用をまとめて納入することで、専門学校や養成所で声優のレッスンを受けられるでしょう。
また、声優を目指す期間に必要となる生活費についても、事前に考えておく必要があります。特に一人暮らしをする場合には、予期せぬ病気や事故などによる予定外の出費も計算に入れた上で日々の生活費をカバーする手段をきちんと用意しておかなければなりません。例えば実家から仕送りをもらったり、アルバイトをして生計を立てたりといった方法が考えられるでしょう。
声優専門学校は一般的な学校のスケジュールでレッスンを行うため、週に5日ほど授業があります。そのため生活費のためにアルバイトをしなければならない場合には、時間のやりくりが大変になる可能性があるでしょう。
一方で、声優養成所は週に1〜2回程度かつ短時間のレッスンが基本です。そのため生活費をまかなうためのアルバイトもしやすく、学校に通いながらレッスンを受けたり、社会人として働きながら声優を目指したりすることも可能です。
声優専門学校で学ぶための費用
入学金:10万円程度
授業料(年間):100〜150万円程度
その他諸経費:数万〜数十万程度
声優専門学校の学費は、各学校のホームページや請求した資料で詳細を確認できます。気になる専門学校をピックアップし、それぞれの費用を比較してみると良いでしょう。
基本的に声優専門学校は、2〜3年制となっています。入学金などは最初の1回だけの納入となりますが、授業料などは毎年かかるため、学ぶ期間が長くなるほど費用も多くなる点に注意が必要です。
卒業までにかかる時間が2〜3年程度であることを考慮すると、声優専門学校に通うためにトータルで必要になる学費は、だいたい200〜500万円の範囲になるでしょう。家庭の経済事情によっては学費の納入が難しくなるケースも考えられるため、必要に応じて奨学金制度を活用するなどの対応が検討されます。
「俳協ボイス」なら短期間かつ安めの費用でプロの声優を目指せる
多くの声優を育成してきた実績を持つ声優養成所である「俳協ボイス」は、短期間かつ安めの学費でプロの声優を目指せる環境が整っています。レッスンは週に1回・3時間となっているため、学校に通いながらでも声優を目指せます。社会人として既に働いている人でも、本格的なレッスンを受けてプロの声優に転向することも可能です。養成所に入所する期間も半年〜1年となっているため、比較的短い期間で声優デビューを目指せます。
俳協ボイスは入所費用が必要なく、学費だけの納入でレッスンを受けられます。具体的な費用については、以下のようになっています。
入所費用:無料
入所試験の受験料:7,000円
学費(6ヶ月分・教材費含む):242,000円
入所試験に合格後、学費を納入することで半年間のレッスンを受けられるようになります。半年後には審査が行われ、合格するとさらに半年間現場に近い環境でレッスンを受けられる「アドバンスクラス」に入所できます。アドバンスクラスで必要になる学費は88,000円となっているため、俳協ボイスで必要な費用はトータルで337,000円となります。
アドバンスクラスでのレッスンを終えると、最終審査が行われます。この審査に合格すると、俳協ボイスを運営しているプロダクションである「俳協(東京俳優生活協同組合)」に所属し、声優として活動ができるようになるのです。
まとめ
声優になるためには、学費をはじめとしたさまざまな費用がかかります。事前にいくらくらいの費用が必要になるのか把握しておくことで、計画的にコスト面をカバーすることができるでしょう。
学校によって費用は変わりますが、多くの場合声優専門学校よりも声優養成所の方が費用は安めになります。短期間で効率良くプロの技術を学べるため、学生や社会人でも入所できる点が魅力です。特に俳協ボイスは、300名を超える声優・俳優・ナレーターが所属している大手プロダクションへの所属につながるレッスンを受けられるので、この機会にぜひ入所を検討してみてください。